こんにちは、プロ象(@shoshi_pro)です。
みなさんのタイピングスピードってどのくらいありますか?
プログラミングをやったりブログを書く上で正確に速くキーボードを打てる力は必須だね。
パパが僕にタイピング教えるときも、絶対ホームポジションに戻ってから打つように言ってたね。最初はつらかったけど、今では慣れたよ。
ホームポジションをしっかりと守って、どの指がどのキーを押すのかを覚えることが、素早くタイピングするための第一歩だね。
ちなみに私が先ほど>>e-typingというサイトを使って計測したら1分間の入力文字数、つまりWPM(Word per Minute)が330、正確率が95.16%でした。
このタイピングのスピードや正確性は、プログラミングをやる上でも、ブログを書いていく上でも生産性向上のためには必須の力です。
私は今、ノートパソコンでプログラミングをやったり、ブログを書いていますが、作業の時は昔から使っている外付けのキーボードを使っています。
上の測定はノートパソコンのキーボードでやったのであの数値ですが、外付けのキーボードを使えばWPMはそれほど変わりませんが、正確率が97%まで伸びます。
1分間330文字で2%正確率が高くなると6.6文字正しく打つことができるようになって、それが60分で396文字になる。実際には、ミスが起こった文字を削除したりするので、倍くらいの効率になるのではないかな。
プログラミングやライティングの仕事は、時間単価が低いとたくさんの仕事を受けなければならず、大変です。
フリーランスをやっているとそういった時間単価にはシビアになるという話を聞きました(私はフリーランスではまだないので、そこまで時間単価は意識してはいませんが)。
その意味で、キーボードに投資をすると、時間単価が上がり収入が増加しますね。
あと、タイピングをしていて疲労感などを感じたことはありませんか?肩がこったなぁとか手首が痛いなぁとかそういうケースです。
それ、もしかするとキーボードが合ってないのかもしれません。
そのままそのキーボードで作業を続けていると、肩や手首に負担がかかって、肩こりがひどくなってしまったり、腱鞘炎になたりなどするかも…。
(私はモルタルを移植小手でかき混ぜて腱鞘炎になり、それ以来手首を酷使したら〇んでしまう体になってしまいました。なので、負担の少ないキーボードが必須です)
キーボードの中には人間工学(エルゴノミクス)に則って作られたものがあり、それを使うと疲れにくく打ちやすい、というものがあります。
キーボードは合う、合わないがありますが、外付けのキーボードは打鍵感が段違いです。
キーボードを外付けのものに変えて、作業効率をアップさせて能率よく仕事をこなしつつ、体への負担を減らす一石二鳥を叶えてみませんか?
そこで、最適なキーボード選びにとっての基礎的な知識と、キーボードの構造による違いについて述べた後、価格帯別おすすめキーボードをランキング形式でお伝えします。
すぐにおすすめキーボードが知りたい人は、以下「5,000円前後のおすすめキーボード5選」「10,000円以上のおすすめキーボード」からチェックしてください。
キーボード選びの基礎知識
キーストロークとキーピッチ
キーストロークとは、タイピングした時にキーがどのくらい沈むか、という深さを表し、これが深いほどタイプミスをしにくくなります。その反面、深く押し込まなくてはならず、タイピングスピードは上がりにくいです。
キーピッチとは、キーとキーの距離を表すもので、近ければキーボードをコンパクトに作れるので持ち運びに便利ですが、キーが密集するので打ちにくくなってしまうというデメリットがあります。
普段から隣のキーを同時に打ってしまっての入力ミスが多いと感じる人は、キーピッチが離れたキーボードを選ぶとよいかもしれません。(キーピッチは標準で18.5~19.0mmです)
キーボードの種類は主に5種類!
キーボードは、その構造の違いで①メンブレン方式、②パンタグラフ方式、③メカニカル式、④静電容量無接点方式、⑤オプティカル方式の5つです。
メンブレン方式
メンブレン方式とは、メンブレンシートと呼ばれる1枚のシートスイッチでキーボードが押されたことを認識するタイプのキーボードです。
キーを押す際のスイッチにはシリコンキャップが採用されており、シリコンキャップの弾力によってキーを押し戻すことになります。
その構造上、キーをしっかりと押し込まないとキーが押されたことが認識されません。したがって、初心者の人がキーボード入力を覚えるときには、しっかりとキーを押さないといけないので、正確なキータイプを覚えることができます。
また、シートを安価に大量生産できるため、安いキーボードの機構は、このメンブレンのシリコンキャップ方式が多いです。
デメリットとしては、シリコンキャップが劣化してしまうとそれだけを交換することが難しいので、買い替えになってしまうことです。
パンタグラフ方式
基本的な構造はメンブレン方式と同じですが、シリコンキャップの他にパンタグラフ状のキーを支える構造が追加されたものになります。
これによって、キーの中心以外の部分を押しても、パンタグラフ状の機構がキー全体を押し込むので、文字入力が可能となります。
また、メンブレン方式に比べて高さを低くおさえることができるので、ノートパソコンや持ち運びするようなキーボードに使われることが多いです。
メカニカル方式
メカニカル方式は、メンブレンやパンタグラフ方式とは違い、スイッチ一つひとつが独立して入力の信号をキャッチする構造となっています。
一つひとつが独立したスイッチになっており、それぞれにバネが入っているため耐久性にすぐれ、なんとも言えない打鍵感があります。
メリットとしては、メンブレンのように、一つのキーのシリコンがへたってしまったからと言って、全部を買い替える必要がなく、スイッチ一つを交換すれば修理ができるところです。
一方、デメリットとしては、一つひとつのキーが独立してしまっているため、価格が高いということです。
ちなみに、このメカニカル方式はゲーミングキーボードに採用されることが多いのですが、Cherryというドイツの会社のスイッチを採用していることが多いです。
そのスイッチは軸と言われることもありますが、色でクリック感が異なっていて、自分に合うクリック感のものを探すとよいと思います。
静電容量無接点方式
スイッチ一つひとつが独立しているというところは、メカニカル方式と一緒ですが、静電容量方式は静電容量の変化によって入力されたかどうかを判断する方式です。
そのため、物理的な接触がなく、5000万回打鍵しても壊れないと言われるほどの耐久性を誇ります。
また、物理的な接点がないため、チャタリング(キーボードを1回押しただけなのに、複数回入力されてしまう現象)がない、キーストロークを自由に設定することが可能な機種もある、打ち心地が軽いので長時間作業をしていても疲れない、などのメリットがあります。
一方のデメリットとしては、非常に高価ということです。安価なものでも1万円を下回ることは現在のところなく、2万円、3万円の製品がほとんどです。
予算があまりかけられない人にとっては、そもそも最初から選択肢に入らないことが多いですね。
オプティカル方式
比較的新しい入力方式で、光の遮断・通過が切り替わり、その信号をもとに入力が行われる方式です。
静電容量方式と同じく、接点がないため、耐久力に優れ、入力時の反応速度が速いという特徴があります。
また、メカニカル方式と同じくバネを使用しているので打鍵感はメカニカル方式と似ています。
つまり、「静電容量方式」と「メカニカル方式」のいいとこどりをしたような製品となります。
まだ出始めの製品なので、選択肢が少ないことと、高価であることがデメリットです。
5,000円前後のおすすめキーボード5選
【ロジクール】K295 Silent Wireless Keyboard K295GP [グラファイト]
パソコン周辺機器で有名なロジクールのワイヤレスキーボードです。メンブレン方式で、価格も3,000円程度とお手頃です。
静音性に優れた設計となっており、従来品に比べて90%打鍵音を抑えていますが、キータッチは滑らかで浅く打つと静電容量方式?と勘違いするほどの快適性があります(個人の見解です)。
また、テンキーも付属したフルサイズキーボードで、耐水設計でもあるので万が一飲み物をこぼしてしまっても安心です。
【玄人志向】GALAKURO GAMING GG-K/92-01Wired-RED
「玄人志向」というパソコンを知り尽くした「玄人」が厳選、開発したパーツ、ツールをお届けするというコンセプトのメーカーの有線キーボード。
これ、何がすごいかって、6,000円前後の価格帯でありながら、メカニカル方式で、しかも上述したドイツのCherry社の「赤軸」がスイッチとして使用されているところ。
入門用の価格帯なのにも関わらず、Nキーロールオーバー(同時にキーを押しても押されたキーすべてをきちっと認識してくれる機能)がついています。
テンキーがついていない、という部分がありますが、テンキーがあるフルサイズキーボードだと、机のスペースを取ってしまい、マウスの移動場所を確保できないので、ゲーミングキーボードにはついていないことが多いです。
デメリットとしては、ストロークが若干深いことと、打鍵音が少し響くというところです。
【Kensington ケンジントン】Pro Fit Ergo 有線キーボードK75400JP
ケンジントンというアメリカのカリフォルニア州に本社を置く会社のエルゴノミクス(人間工学)に基づいた設計のキーボードです。
この通常のキーボードと形が異なっているところが、人間工学に基づいた設計で、キーボード入力の負担を軽減してくれる構造となっています。
一度このエルゴノミクスキーボードを使ってしまったら、元の普通のキーボードに戻れないと言われるほど、慣れれば病みつきになる操作性が魅力です。
そもそもエルゴノミクス設計のキーボード自体があまり多くないのと、この価格帯でエルゴノミクスキーボードが購入できるのは非常にありがたいです。
ただ、慣れるまでに少し時間がかかるのが難点ですね。
この形状の「有線」タイプと「無線」タイプがあります。「無線」の方は少し高価になりますが、線がなく取り回しが楽です。
[有線タイプ]
[無線タイプ]
【ロジクール】G ゲーミングキーボード 有線 G213r パームレスト
ロジクールが送り出す、メンブレン方式でありながらメカニカル方式に近い素早い応答性と、打鍵感を追求しつつ、価格を抑えたモデル。
何がすごいかというと、アマゾンで5,400件超のレビューがついていながら、星4.3という高評価を受けていること。
ざっと見たところ、打鍵感は軽めで、パームレストがこの価格帯でついていることがよい、とのこと。
ただ、使っているとキーがきかなくなった、などの不具合が書かれていることがあり少し不安になりますが、ゲームでよく利用されるWSAD周辺のキーの不具合が多いので、打鍵回数もあるのでしょうかね。
【エレコム】キーボード 【マウスセット】 ワイヤレス (レシーバー付属) メンブレン コンパクトキーボード ブラック TK-FDM105MBK
エレコムは大阪に本社を置く昭和61年創業の大手パソコン周辺機器メーカーです。
この製品のよいところは、キーボードとマウスがセットになっていて、しかも2,000円を下回る価格という超高コスパであることと、無線のレシーバー1つでキーボードとマウス両方に対応すること。
無線のレシーバーは通常、キーボードとマウスを別で購入するとそれぞれ1つずつ必要で、両方無線で使おうとするとUSBポートが2つ必要になることもあります(特に違う会社のキーボードとマウスを利用するとそうなります)。
したがって、1つのUSBポートで両方使えるのは、USBポートが少ないノートパソコンなどで利用する際はとてもよいですね。
フルサイズ規格のものもあります。
10,000円以上のおすすめキーボード5選
【Razer】ゲーミングキーボード テンキーレス BlackWidow V3 Tenkeyless JP
10,000円以上で最初に紹介するのは、Razerというアメリカのカリフォルニア州に本社を置くゲーマー御用達のゲーミングデバイスを製造する会社のメカニカル方式の製品です。
10,000円少々というお値段からは想像できないほどの高クオリティで、Razer独自開発のイエローメカニカルスイッチは静音性が高く、打鍵感も非常にスムーズ。
「きらびやかに光るのはちょっと…」という人でも、専用のソフトウェアで調節も可能なので、ご安心ください。
この製品、2023年2月23日現在で、価格comのランキングで売れ筋ランキングの2位に入るなど、10,000円という値段でこの売れ行きは驚異的です。
【ロジクール】MX KEYS mini KX700GR
こちらはロジクールの非常にコンパクトなパンタグラフ方式のキーボードです。
テンキーを取っ払うことで、従来品の70%の大きさまで小さくしてあります。
また、キーに独自の丸いへこみが入れられ、指の腹の部分にフィットする形状となっているため、各キーをとらえやすくタイプミスが少なくなります。
そしてBluetooth接続が可能なため、パソコンがBluetooth対応であればUSBポートにレシーバーを装着する必要がありません。充電式なのでランニングコストも抑えられますね。
イルミネーションが周囲の明るさをとらえて自動的に調整してくれたり、使っていなければ自動で切れたりなど、バッテリー持ちがよくなる機能がついているのがプラス材料です。
この製品のテンキーがついているものもあります。
【マイクロソフト】Sculpt Ergonomic Desktop L5V-00030
マイクロソフト(の説明は不要ですね?)から発売されているエルゴノミクスキーボードです。
キーボードのみならず、マウスもエルゴノミクスに基づいた設計となっており、手首や腕への負担を減らす構造となっています。
慣れるのに少し時間が必要な点はエルゴノミクスキーボード共通ですが、慣れてしまうともう手放せなくなる逸品です。
キーの故障がという書き込みが気になりますが、初期不良の対応で何とかなっていることが多いので、それほど心配するほどではないのかなと思います。
【東プレ】REALFORCE R3S R3SC41
東プレという1935年創業の老舗企業が開発・販売しているキーボードで、静電容量方式・有線接続のキーボードですが、20,000円以上する高級品です。
前述の通り、静電容量方式のキーボードなので、高耐久で軽いキータッチになります。
静電容量方式のキーボードとしては、現在一番安いモデルですので、静電容量方式のキーボードを試してみたい、という方はこのモデルがおすすめです。
色違いのブラックもあります。
【Razer】DeathStalker V2 JP Linear Optical Switch
10,000円以上のキーボード1つ目で紹介したRazerの製品で、何かとんでもない名前が付いていますが、オプティカル方式のキーボードです。
販売がスタートしたのが今年の2月からという本当に新しい製品で、まだまだ口コミやレビューがありませんが、光学式のキーボードを使ってみたいという人はこれがぴったりだと思います。
値段は30,000円近くするので、なかなか手を出しにくいですが、薄型スイッチの開発によってキーストロークを短くした高速応答性、そして7,000万回のキーストローク寿命テストをクリア、耐久力は折り紙付きです。
テンキーレスのタイプもあります。
番外編
すごく面白いキーボードを見つけてしまいました。
キネシスというアメリカの企業が、徹底的にエルゴノミクスに則って開発したキーボードです。
キーボードの元はタイプライターですが、タイプライターと同じ形状にしておく必然性はない、という考えの下、できるかぎり指の移動を減そうと考えられた形状です。
今までのタイピングではほとんど使っていない親指でエンターやバックスペースを押すという画期的な操作方法を考え、製品化しました。
一度は使ってみたいと思いますが、いかんせん、値段が…すごいことになってますよ。一見の価値ありです。
まとめ
キーボード全10種類+1を紹介しました。
私もブロガーとしてキーボードで入力をたくさんする方、そして本業の方でもたくさんタイピングするので、これを機会にキーボードを新調してみようかなと考えています。
タイピングをする機会の多い方はとてもコストパフォーマンスに優れた投資なのではないかと思います。
みなさんもこの機会にキーボードを新調してみてはいかがでしょうか。
普段はこんな記事を書いています。
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