プログラミングを始めたいなって思うんだけど、独学でもできるのか、スクールに通った方がいいのか迷ってて。しかも、スクールも沢山あってどれがいいのかも迷っちゃうんだよ。
独学でもできなくはないけど、スクールを選ぶのも一つの手だね。スクールには手取り足取り教えてくれて、転職のサポートまでしてくれるものから、価格を抑えた形のサブスクリプション型のスクールなど、いろいろあるから、自分に合ったものを選ぶのが大切だよ。
自分にはどっちが合ってるんだろう…どうやって決めたらいいの?
じゃあ今回は、同じ会社が運営するスクールの「侍エンジニア」と「侍テラコヤ」を例に、お互いに比較しながら、どちらが自分に合っているか考えてみよう!
というわけで、この記事では専属の講師がついて収入を得られるまでサポートをしてくれる侍エンジニア
専属講師がつくことで、プログラミングで最も挫折率が高い「分からなくて進まない」を確実に解消するか、ある程度は自力で学習し、自走力を高めつつ本当に分からないところを月数回のマンツーマン指導で解消するか、どちらが合っているか考えてみましょう!
侍エンジニアの特徴とコース・価格一覧
侍エンジニアの特徴
まずは侍エンジニアについてです。
侍エンジニアは、画像にも書いていますが、「マンツーマン指導」を売りにしたプログラミングスクールになります。
その特徴は以下の通り。
- 専属講師によるマンツーマン指導で挫折率が低い。
- 入校から卒業まで講師が変わらず、安心。
- 講師は現役のエンジニアで、バリバリ活躍している方たち。侍エンジニアの卒業生がすぐに講師になる、ということはなく、9割近くが実務経験3年以上のエンジニア。
- Q&A掲示板だけでなく、専属講師に直接質問、相談することが可能。
- あなたの学びたい言語や到達目標に応じて、柔軟にカリキュラムを作ってくれるコースもある。
- 講座の受講中に案件を獲得しながら実践形式で学習することもあるなど、現場に出て困らないための知識・技能を身に着けることができる。
侍エンジニアのコースと価格一覧
侍エンジニアはさまざまなコースが設定されています。
以前はすべてのコースがオーダーメイドカリキュラムを取っていたようですが、経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業に対応するために、新たにコースを増やしたようです。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは、雇用の流動性を高めることを目的に、人材をリスキリング(re-skilling)、つまり「技能(スキル)の再習得」を支援するというものです。
日本は海外に比べて学びなおしを行っている人材が少なく、転職に対する意識も低い、そのため生産性の高い職種へ人材が流入せず、国内全体の生産性が低い状態になっているという指摘があります。
それらを解消するための一つの施策としてこのリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業が創出されました。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の詳しい内容については、以下の記事が参考になります。
(あくまでも予想ですが、オーダーメイドカリキュラムではリスキリングでの補助金助成が効かなかったのではないかと想像できます。オーダーメイドカリキュラムのコースは、転職サポートがされているのにも関わらず、補助金が出ていないことがその根拠です)
では、侍エンジニアのコースとその価格、キャリアアップ支援事業の対象か否かなどについて表にまとめました。
上から6つまでのコースについては、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象となるコースで、最大である70%まで支援金が支給されれば10万円~30万円弱の負担で学習することができます。
自分自身の興味・関心との兼ね合いもあるので、6つのコースを必ず受講した方がよいとは言えませんが、これらの支援を受けることによって、負担感が少なく学びなおしができるのがうれしいところ。
価格的には、やはりオーダーメイドでカリキュラムを作成してくれる「フリーランスコース」や「オーダーメイドコース」が100万円を超えるなど、目玉が飛び出る金額です。
ですが、これらのコースを受講してそれ以上の金額の仕事を受注できればペイできると考えると、よい自己投資なのかもしれません。(実際、数万の単発案件もある場合があるので、うまくやれば1年以内にペイできる可能性はありますね)
侍テラコヤの特徴
続いて侍テラコヤの特徴です。
画像にも書かれている通り、「定額・学び放題」のサブスクリプション型のスクールになります。
その特徴は以下の通り。
- サブスクリプション型で50種類以上ある教材を使いたい放題、学び放題。
- 利用料は一番安いライトプランで月額2,980円~と非常にリーズナブル。飲み会を1回我慢すれば出せてしまうほどの価格は魅力的。
- 教材自体は侍エンジニアで使用されている教材と同じものが使用されているとか。
- Q&A掲示板を無制限で利用でき、10時~22時の間であれば平均解答時間が30分というレスポンスの良さ。回答自体は侍エンジニアの講師たちが行っているので、その質も高い。
- 月1~4回(プランによって回数が決まっている)の個別レッスンでつまづいている部分をサポートしてもらえる。
侍テラコヤで学べる言語は、HTMLやCSSなどのマークアップ言語をはじめ、JavaScriptやPython、PHP、Rubyなどの言語自体の他にも、jQueryやLaravel、Railsなどのフレームワークについても学習できます。
侍テラコヤのコースと価格
侍テラコヤはプランが3つあり、一番安価なライトプラン、課題提出機能を使って効率的に学習ができるベーシックプラン、週1回の個別レッスンがついているプレミアムプランの3タイプ。
どのプランでも契約月数が1か月、6か月、12か月を選択できるのですが、1か月、6か月契約だと表に出ている金額よりも高くなってしまいます。
例えば、ベーシックプランは12か月契約をすると1か月あたり4,180円ですが、1か月契約の場合は6,480円です。
6,480円でも十分、他のプログラミングスクールに比べれば安いのですが、その金額があればプレミアムプランに加入できると考えると、ついつい「高いなぁ」と感じてしまいます。
侍エンジニアと侍テラコヤの比較
では、どちらのサービスがよいのか、比較しながら検討していきましょう。
侍エンジニア | 侍テラコヤ | |
---|---|---|
価格 | 専任の講師がつくことで、やはり価格は高くなる傾向。(一番安いコースは4週間(1か月)で165,00円~) | 専任の講師がつくわけではないので、価格はリーズナブル。(一番安いプランで月額2,980円~) |
Q&A掲示板 | いつでも使用可能。 | いつでも使用可能。 |
教材 | コースによってはカリキュラムが決まっていて、自由に選ぶことはできない。オーダーメイドコースは柔軟に対応可能。 | 50種類の教材が利用し放題、学び放題。契約期間内であればいつでも学ぶことができ、コスパがよい。 |
講師 | 専属講師がつくので、学習の状況なども把握してもらえる。 | 専属ではないので、月数回のレッスンも同じ講師になるとは限らない。 |
講師への質問 | 専属講師にいつでも質問することが可能。分からない部分、つまづき部分も専属講師なので把握している。 | 専属講師がついているわけではないので、講師への質問はできない。Q&A掲示板を利用するしかない。 |
レッスン | カリキュラム内で講師との個人レッスンができる。個人レッスンを主としながら、カリキュラムを進めていき、学習を進めていく。 | 個人レッスンはプランによって月1回、2回、4回と回数が決まっている。学習自体は自力で教材を使いながら進める。 |
総括として | 価格は侍テラコヤに比べて高いものの、そのサポートの質はかなりのもの。専属講師の存在が非常に大きく、挫折しないでエンジニアになりたいのであれば迷わず選んでもよいのでは。 | 価格がリーズナブルで、挫折率の高い「ここがわからない」というつまづきにも、Q&A掲示板を活用することによって対応することが可能。まずはプログラミングに触れてみたいなら、選んでみるとよいです。 |
こう見てみると、侍エンジニアは価格が高いものの、やはり価格に見合っただけのサポートが受けられるという印象です。
一方の侍テラコヤは何といっても低価格で学習を進めることができるのがポイントですね。
侍エンジニアに合う人は、①本気でエンジニアになりたい人、②転職をして収入アップを目指している人、③人から教えてもらった方が効率がよいので、最短距離でエンジニアを目指したい人、④挫折せずに学習をして、副業収入を確実に得たい人やフリーランスを目指したい人、というところ。マンツーマンで教えてもらえるとは言っても、自力である程度学習できるという点は、侍テラコヤと変わりません。
侍テラコヤに合う人は、①自走力がある程度あって、自力での学習ができる人、②コストパフォーマンスを重視していて、リーズナブルに学習を進めたい人、③ある程度学習はしているけど、つまづきがあり、現在なかなか思うように学習が進んでいない人、④無料の学習サービス(ドットインストールやプロゲイトなど)では満足できなくなった人、といったところかな。
もしどちらが自分に合っているか分からないという人は、侍エンジニア
侍エンジニア、侍テラコヤの口コミ
さて、ここまで侍エンジニア、侍テラコヤのそれぞれの特徴について比較してきましたが、その口コミはどうなのでしょうか。X(旧Twitter)でその評判はどうなのか、見ていきましょう。
侍エンジニア、侍テラコヤを評価している口コミ
侍エンジニアを評価している口コミ
3月28日(58日目)
作業時間:5h
累計時間:260h【作業内容】
Node.jsの復習良かったこと👍
仕組みが理解できた!
教えてもらったからこそ頭に入ってきたので、マンツーマンの先生には感謝!#今日の積み上げ #駆け出しエンジニアと繋がりたい #侍エンジニア— Naoki@25歳からをプログラミング学習開始 (@naoki_enjinia) March 28, 2021
侍エンジニアはマンツーマンレッスンであり、自分にあった勉強を進められるため、入塾しました。
受講してからは、基礎学習に関しては私はテンポ良く進めることができたので、ポートフォリオの方へ力を注ぐくとができました。
また業界のリアルな話を聞けたのでよかったです。#侍エンジニア
— てつや (@royal319) July 27, 2021
スクール講師が現役エンジニアの方なので会話するだけで日々学び。
今までなんとなくしていた質問だと相手に伝わらない。
分かり安く噛み砕いて説明してくれる訳ではないから相手の意図を汲み取らないとならない。
基本一問一答形式での返答なので知りたいことをピンポイとで聞く必要がある。
— さこ (@yuyakekonkon) November 17, 2020
侍テラコヤを評価している口コミ
独学でマイペースに学びたいとか、自分がどの分野を学びたいか決めかねている初心者はマジオススメ
月2980円てほんとに手軽すぎるよなあ。
ただマンツーマンレッスンはこっちから聞きたいこと持っていかないと気まずいので注意。#侍エンジニアプラス#エンプラ#駆け出しエンジニアと繋がりたい— さきこちゃんねる (@Miiikotonton) December 10, 2021
#今日の積み上げ メモ
分からないところも質問したら素早く対応してくれるので侍テラコヤに感謝です
このあとは仕事があるので今日の勉強は終了
明日は仕事休みだから一日勉強するぞ#駆け出しエンジニア#駆け出しエンジニアと繋がりたい#ウェブデザイン#侍エンジニア
#侍テラコヤ#侍エンジニア— みとり (@mit0ry) July 2, 2022
雨雲レーダーのアニメーションの仕方が分からず、侍テラコヤに質問したら、自分では思いつかない参考サイトが提案され
それを参考に作ったら、不完全やけど、雨雲レーダーのアニメーションが作れた。さすが侍テラコヤ‼️
いつもありがとうございます‼️— 🌌BlueMoment🌌 (@BlueMom81253601) October 14, 2022
まずは侍エンジニアに関してですが、現役エンジニアの講師の方がとてもよい、との口コミが多く見られました。現役エンジニアなので、今まさにトレンドになっている話題なども聞けて、すごく有益だという口コミも。
一方、侍テラコヤでは、マイペースで学べることや、Q&A掲示板の活用という点が評価されているようです。Q&Aを活用しながら、新しいサービスを作成している人もいるようです。
侍エンジニア、侍テラコヤの批判的な口コミ
侍エンジニアの批判的な口コミ
わたし個人的な意見としては、侍エンジニア塾サイトの誇張した内容や運営のサポートの悪さははっきり言って、他の企業に比べると最悪です。
以前にQiitaで解約・返金に成功した人がいるので、そちらを見てみるといいかもしれません。https://t.co/lvbMyrIFFy
— やっさん@天パのWebエンジニア (@moja_yasan) August 13, 2019
私も侍エンジニア受講生です。メンターさんはいい人でした。転職サポートでは、「求人がないです」と言われたきり連絡なしです…高い受講料だったのに
wantedlyなどで自分で探すしかないようです。— どんち🌗消防士→エンジニアへ (@FD_engineer) August 10, 2019
侍テラコヤの批判的な口コミ
chatGPTに聞いてもどうしても行き詰まったことがあって久しぶりに侍テラコヤ(私がいたときは侍エンジニア)に質問投げてみるか…て思ったら質問にお金かかるようなってる!そんな!私!一度でも!御社に!40万くらい払ったんですけど!卒業してからも質問し放題って謳い文句があったから!ちょっと!
— やまんぼ (@hhelibeeene) June 8, 2023
6/9
12 CSSのセレクタの概要を理解しよう(2)子孫要素に再チャレンジ。でもどうしても子要素だけ適用して孫要素除外ができん…ぐぬぬぬ…
テラコヤ専属エンジニアに聞くか。でもこれだけでレッスン60分は勿体無い…ぐぬぬぅ…#侍テラコヤ#プログラミング初心者— 厨二病でも稼ぎたい@プログラミング学習始めました。 (@Bc6d0RVD9Vvqjtq) June 9, 2022
侍エンジニアの批判的な口コミを見ると、メンター(専属講師)の当たりはずれがひどいとの口コミが見られました。
人間ですし、合う合わないがあるのでどうしても仕方ないですが、担当になった講師が1か月で音信不通になった、という書き込みがありました。
その後は別の講師がついて、その講師はとても当たりの方だったらしく、今でも質問しにいくとの書き込みがあったので安心しましたが、そういった講師の質の向上は今後も進めてほしい部分です。
また、以前、景品表示法違反で炎上(「キャンペーンで安くなる」という表示が訪問した日付でいつまでも伸びるサイト仕様になっていた)したことがあり、それについても言及している口コミがありました。
炎上したのが2018年でしたが、その後、JASDAQ上場企業の「夢真ホールディングス」の傘下となり、体制を一新しての再スタートをしたようです。
今後は炎上するようなことがないように願いたいですね。
続いて、侍テラコヤの方ですが、以前からそうなのか、最近になって変わったのかが調べても分からなかったのですが、卒業生が質問をするときに、お金がかかるようになった、との口コミがありました。
これは「侍エンジニア」のことかもしれませんが、注意が必要ですね。
また、オンラインのマンツーマンレッスンの回数が限られているので、それを効率的に活用するのに少し困る、という口コミがありました。
せっかくの講師とのレッスンなので、分からないことをたくさん聞きたいと考えると思いますが、なかなか考えがまとまらなかったり、時間内に聞ききれなかったり。
そこを上手に活用できるようになるには、少し時間がかかるかもしれませんね。
また、サブスクリプション型で「〇か月間」と期間が決められているわけではないので、ついつい「今日はいいかぁ」となりやすく、学習の期間をダラダラと延ばしてしまうことがデメリットであると述べている人もいました。
まとめ
侍エンジニアと侍テラコヤは以下のような違いやそれぞれのメリット・デメリットがあります。
侍エンジニア
- 価格は高いが、専属講師がついてあなたの学習を徹底的にサポートしてくれる。
- 専属講師は現役のエンジニアで、その質は高く口コミも上々。
- 専属講師への質問もでき、学習進度を把握してくれているので、回答もスムーズ。
- 一方で、講師に当たりはずれがあるのはリスク。
- 価格が高いので、それに見合った成果を出すためには、自助努力がもちろん必要になってくる。
侍テラコヤ
- 価格が安く、コストパフォーマンスが高い。
- 期間が決められていないため、自分のペースで学習ができる。
- 50種類以上の教材が使いたい放題、学びたい放題なので、非常にコスパが高い。
- Q&A掲示板が使いたい放題で、他の無料で質問できる掲示板よりも回答のクオリティが高い。
- ある程度自力で学習できる人でないと挫折してしまう可能性がある。
- サブスクリプション型で期間が決まっていないので、ダラダラと学習期間を延長してしまう可能性がある。
以上のことから、侍エンジニア
①本気でエンジニアになりたい人、②転職をして収入アップを目指している人、③人から教えてもらった方が効率がよいので、最短距離でエンジニアを目指したい人、④挫折せずに学習をして、副業収入を確実に得たい人やフリーランスを目指したい人。
一方の侍テラコヤ
①自走力がある程度あって、自力での学習ができる人、②コストパフォーマンスを重視していて、リーズナブルに学習を進めたい人、③ある程度学習はしているけど、つまづきがあり、現在なかなか思うように学習が進んでいない人、④無料の学習サービス(ドットインストールやプロゲイトなど)では満足できなくなった人。
もしどちらが合っているか自分では分からない人は、侍エンジニア
侍エンジニア
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