Amazonでデスクトップパソコンを検索したら、「ミニPC」っていう小型のパソコンが出てきたんだよね。「これイイかも!」って思ったら「GMKtec」という会社のミニPCがいろんな種類出てきたんだけど、この会社ってどうなの?聞いたことない会社で心配なんだよね。
なるほど、こういった名前をあまり聞かない会社って買う時に不安になったりするよね!では、今回はGMKtecという会社について調べて、買ってもよいのかどうか、徹底的に調べたよ!ぜひ最後まで見てね!
デスクトップパソコンを購入したいと考えてアマゾンを見てみると、非常に小さいミニPCという製品が。
その中でも「GMKtec」というメーカーの製品あるけど、これって大丈夫なのかな?私自身もそう思っていました。
そこでまずはミニPCについて調べるとともに、「GMKtec」という会社がどんな会社でどんな製品を出しているかを徹底的に調査しました。
結論としては以下の通り。
- GMKtecは中国の深圳に会社を構える企業。
- ミニPCを数多く製造していて、コスパに優れた製品が多い。
- 口コミでは、本体が本当に小さくて省スペースなどの高評価の書きこみが。
- 一方で日本法人がないのでサポートが心配で、初期不良が出たときに困る場合も。
- サクラチェッカーでは製品によっては心配ないものも。購入には自身の判断で決定することが必要。
独自にコスパランキングを出し、GMKtecの製品で1位を獲得した製品は以下のものです。
ミニPCではなく、ノートパソコンになってしまいますが、本当に安心して購入できるパソコンをお探しであれば、以下の記事が参考になります。
世界シェア5位までに入るメーカーのノートパソコンの性能を比較して記事にしたものです。
以下の記事は、Microsoft Officeが入っておらず、単純に本体性能でコスパが高い製品を一覧にして比べています。
もし、国内製のパソコンをお探しであれば、マウスコンピューターはかなりおすすめのメーカーです。余計なソフトが入っておらず、サポート体制もしっかりしています。
ミニPCとは
ミニPCとは、従来のタワー型のデスクトップパソコンに比べて、本体が非常に小さいパソコンを表す言葉です。それこそ本体が手のひらに乗ってしまうほどの小さいサイズのパソコンで、省スペースなことが非常に売りの製品になります。
従来は、一部マニア向けの製品という見方がされてしましたが、最近は種類も増えて性能も大幅に向上、そしてノートパソコンに比べてコスパが良いという状況に。
ここ1、2年で段々とその存在感を増している状況です。
そうか、ミニPCって最近広まり始めたPCなんだね。どうりであまり見た来ないパソコンだなぁって思ってた!
ミニPCのメリット
ミニPCのメリットとしては、以下の通り。
- 小型で省スペース。狭い場所にも設置することができる。VESA規格に準拠していれば、VESAマウントでモニターの裏に本体をくっつけて設置することも可能。
- ノートパソコンに比べて、モニターやキーボードがない分、本体性能のコスパがよい。
- 液晶割れのおそれがないので、持ち運びに気を使わなくてよい。
とにかく小さいので、持ち運びを簡単にすることができます。例えば、会議のパワーポイントをデスクで作って、会場に本体を持ち込んでプレゼンをする、なんて使い方もできます。
また、液晶やキーボードなどの周辺機器がついていないので、その価格分を本体のパーツに充てることができます。
モニターやキーボードなどを別で用意しなくてはいけませんが、同じスペックのノートパソコンに比べて価格は低く抑えられる傾向にあります。
ミニPCのデメリット
ミニPCのデメリットは以下の通り。
- 省スペースであるため、拡張性にとぼしく、何かを増設したいとなっても不可能なことが多い。
- 排熱に難があることが多く、負荷の高い作業を行うと排熱が追いつかず、製品本体にダメージを与えてしまう場合もある。
- グラフィックボード非搭載のものが多いので、負荷の高いゲームを動かすのは難しい場合が多い。
- 普通のデスクトップPCに比べてコスパは低いことが多い。
小さい製品ですので、本体にはギチギチにパーツが配置されています。そのため、後からグラフィックボードを拡張したいと言っても、難しいことがほとんどです。(そもそも入らないですね)
また、小さくて中に熱がこもりやすい構造で、大きなファンをつけることもできないので、基本的には排熱に難があるのは否めません。
これらのデメリットを理解した上で購入するのが大切だね!
GMKtecについて
GMKtecは中国の会社
AmazonでGMKtecの販売会社を調べると、「Shenzhen Jimoke Technology Co.,Ltd.」という表記が見れます。
「Shenzhen」は「深圳」を表しており、中国広東省の都市を指しています。つまり、中国の企業であることがここからわかります。
「Jimoke」は「极摩客」を表していて、「极」は日本語の「極」、つまり凄いとかとてもという意味です。
また「极客」は「ギーク」つまり「オタク」を表していて、「极摩客」もオタクの意味があるので、日本語訳すると「オタク科学技術株式会社」となります。
なんかちょっと笑えるね(笑)(ギークを「オタク」と訳す・訳さない問題はあるけどね)
そのオタク達が作ったミニPCがGMKtecの製品です。「极摩客」は「ジーモークゥ」と発音するんですが、その音を表して「GMK」と名付けたんだと推測されます(?「J」じゃないの?笑)
この会社を中国語で正確に記述すると「极摩客科技有限公司」となります。
ちなみに、百度百科によると「极摩客Technology」は2019年に出来たまだ新しい企業です。パソコンの他にも家庭用キッチン用品やマスク、消毒液などの販売も手掛けています。
GMKtecの所在地は深圳の工業地帯に
GMKtecの住所は「DALANGJIEDAO XINSHISHEQU HUALIANGONGYEQU 9HAO4CENG」となっています。
これ、中国語のピンインで表記されていて、漢字に直ってないので非常に分かりづらいです。
ピンインを漢字ごとに分けて表すと「Da Lang Jie Dao Xin Shi She Qu Hua Lian Gong Ye Qu」となります。
これを更に漢字に直すと「Da Lang Jie Dao」は「大浪街道」、「Xin Shi She Qu」は「新石社区」、「Hua Lian Gong Ye Qu」は「华联工业区」です。
「华联工业区」を日本語に直すと「華連工業区」となり、工場や企業が密集した場所になります。
そこの「9 Hao 4 ceng」は「9号4层」、つまり「9号4層=9号4階」に入居しているのがこの「极摩客科技有限公司」になります。
百度(baidu)の地図を見ると、以下の通りになります。
2枚目の地図に「华联工业区」の文字が見えます。これをGoogleでいうストリートビューのような機能で通りの様子を見ると、以下のような感じでした。
画像の矢印のところに「华联工业区」の文字が見えます。豪華な門のような建物があって、この中が様々な会社が入る工業地区になっているようです。
残念ながら、この工業地区の中にまで入って画像が撮影されているわけではないため、极摩客科技有限公司の建物までは見れませんでした。
また、极摩客科技有限公司で検索してもその建物などは出てきていないので、SkyBariumや他の中国のパソコンを発売している企業のような建物画像が見せられないのが残念です。
GMKtecのホームページ
GMKtecのホームページは「GMKtec」でGoogle検索をするとトップに出てきます。
日本語ページに変換されますが、英語のページが元になっている状態で、ECページも設置されています。
このことからも日本法人は設置されておらず、中国本国での運営になっているようです。
GMKtecの製品について
では肝心のGMKtecの製品について見ていきましょう。
それぞれメモリ容量やSSD容量を価格で割って順位を出しています。また、CPUについてはPassmarkと呼ばれるベンチマークの値を価格で割って順位を出し、それぞれのランキングの順位をすべて足して総合順位を算出します。
総合点数 | 総合順位 | Amazonリンク | 価格 | メモリ | メモリ/価格 | メモリ順位 | SSD | SSD/価格 | SSD順位 | CPU | Passmark | PassMark/価格 | PassMark順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 1 | Amazonへ | 52,242 | 32 | 6.125339765 | 1 | 1024 | 19.60108725 | 5 | Ryzen 5 6600H | 19,124 | 3.660656177 | 5 |
17 | 2 | Amazonへ | 26246 | 16 | 6.096167035 | 2 | 1024 | 39.01546902 | 1 | Intel N100 | 5,223 | 1.990017526 | 14 |
19 | 3 | Amazonへ | 23,399 | 12 | 5.128424292 | 5 | 512 | 21.88127698 | 3 | Intel N97 | 5,102 | 2.180435061 | 11 |
21 | 4 | Amazonへ | 62,685 | 32 | 5.104889527 | 7 | 1024 | 16.33564649 | 8 | Ryzen 9 PRO 6950H | 22,848 | 3.644891122 | 6 |
22 | 5 | Amazonへ | 23,494 | 12 | 5.107687069 | 6 | 512 | 21.79279816 | 4 | Intel N97 | 5,102 | 2.171618286 | 12 |
24 | 6 | Amazonへ | 38,999 | 16 | 4.102669299 | 10 | 512 | 13.12854176 | 12 | Ryzen 7 5825U | 17,844 | 4.575501936 | 2 |
25 | 7 | Amazonへ | 21,047 | 12 | 5.701525158 | 3 | 256 | 12.16325367 | 13 | Intel N97 | 5,102 | 2.424098446 | 9 |
25 | 7 | Amazonへ | 21,734 | 8 | 3.680868685 | 13 | 512 | 23.55755958 | 2 | Intel N100 | 5,223 | 2.403147143 | 10 |
25 | 7 | Amazonへ | 57,344 | 32 | 5.580357143 | 4 | 1024 | 17.85714286 | 6 | Core i7-1195G7 | 10,751 | 1.874825614 | 15 |
28 | 10 | Amazonへ | 19,455 | 8 | 4.112053457 | 9 | 256 | 13.15857106 | 11 | Intel N100 | 5,223 | 2.684656901 | 8 |
29 | 11 | 42,664 | 16 | 3.75023439 | 12 | 512 | 12.00075005 | 14 | AMD Ryzen 5 6600H | 19,124 | 4.482467654 | 3 | |
30 | 12 | 48,735 | 16 | 3.283061455 | 14 | 512 | 10.50579666 | 15 | Ryzen 7 Pro 6850H | 23,225 | 4.765568893 | 1 | |
31 | 13 | 69,099 | 16 | 2.315518314 | 17 | 1024 | 14.81931721 | 10 | Ryzen 7 7840HS | 25,738 | 3.724800648 | 4 | |
34 | 14 | 29,900 | 12 | 4.013377926 | 11 | 512 | 17.12374582 | 7 | Intel N100 | 5,223 | 1.746822742 | 16 | |
34 | 14 | 32685 | 16 | 4.895211871 | 8 | 512 | 15.66467799 | 9 | Intel N100 | 5,223 | 1.597980725 | 17 | |
38 | 16 | 50,994 | 16 | 3.137624034 | 15 | 512 | 10.04039691 | 16 | Core i5 12450H | 16,980 | 3.329803506 | 7 | |
46 | 17 | 25,600 | 8 | 3.125 | 16 | 256 | 10 | 17 | Intel N100 | 5,223 | 2.040234375 | 13 |
総合1位になったのはCPUがAMDのRyzen 5 6600Hを搭載して、メモリもDDR5という最新のものを32GBも積んでいるミニPCです。
この価格でメモリが32GBも積んでいるのは驚異ですね。
HDMIが2つ、Type-C出力が1つあり、最大3画面を同時に出力することができます。
3画面同時に出力することができれば、ゲーム画面、動画画面、チャット画面など、複数の作業を同時に画面出力することができ、作業効率が爆上がりです。
私なんかもブログを書くので、データを見ながら記事を書き、その横でYouTubeを映し、なんていうマルチタスクしていますが、3画面同時出力は本当に魅力的ですね。
続いては2位の製品です。
3万円を切る価格でメモリ16GB、SSDも1TBを積んでいることで、2位となりました。
新品のノートパソコンだと3万円を切る価格でメモリが12GB積んでいるものは5万円以上は確実にするので、そのコスパは驚異的ですね。
3位以下の製品については、以下の表の「Amazonへ」のリンクより進んでください。
総合点数 | 総合順位 | Amazonリンク | 価格 | メモリ | メモリ/価格 | メモリ順位 | SSD | SSD/価格 | SSD順位 | CPU | Passmark | PassMark/価格 | PassMark順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 1 | Amazonへ | 52,242 | 32 | 6.125339765 | 1 | 1024 | 19.60108725 | 5 | Ryzen 5 6600H | 19,124 | 3.660656177 | 5 |
17 | 2 | Amazonへ | 26246 | 16 | 6.096167035 | 2 | 1024 | 39.01546902 | 1 | Intel N100 | 5,223 | 1.990017526 | 14 |
19 | 3 | Amazonへ | 23,399 | 12 | 5.128424292 | 5 | 512 | 21.88127698 | 3 | Intel N97 | 5,102 | 2.180435061 | 11 |
21 | 4 | Amazonへ | 62,685 | 32 | 5.104889527 | 7 | 1024 | 16.33564649 | 8 | Ryzen 9 PRO 6950H | 22,848 | 3.644891122 | 6 |
22 | 5 | Amazonへ | 23,494 | 12 | 5.107687069 | 6 | 512 | 21.79279816 | 4 | Intel N97 | 5,102 | 2.171618286 | 12 |
24 | 6 | Amazonへ | 38,999 | 16 | 4.102669299 | 10 | 512 | 13.12854176 | 12 | Ryzen 7 5825U | 17,844 | 4.575501936 | 2 |
25 | 7 | Amazonへ | 21,047 | 12 | 5.701525158 | 3 | 256 | 12.16325367 | 13 | Intel N97 | 5,102 | 2.424098446 | 9 |
25 | 7 | Amazonへ | 21,734 | 8 | 3.680868685 | 13 | 512 | 23.55755958 | 2 | Intel N100 | 5,223 | 2.403147143 | 10 |
25 | 7 | Amazonへ | 57,344 | 32 | 5.580357143 | 4 | 1024 | 17.85714286 | 6 | Core i7-1195G7 | 10,751 | 1.874825614 | 15 |
28 | 10 | Amazonへ | 19,455 | 8 | 4.112053457 | 9 | 256 | 13.15857106 | 11 | Intel N100 | 5,223 | 2.684656901 | 8 |
29 | 11 | 42,664 | 16 | 3.75023439 | 12 | 512 | 12.00075005 | 14 | AMD Ryzen 5 6600H | 19,124 | 4.482467654 | 3 | |
30 | 12 | 48,735 | 16 | 3.283061455 | 14 | 512 | 10.50579666 | 15 | Ryzen 7 Pro 6850H | 23,225 | 4.765568893 | 1 | |
31 | 13 | 69,099 | 16 | 2.315518314 | 17 | 1024 | 14.81931721 | 10 | Ryzen 7 7840HS | 25,738 | 3.724800648 | 4 | |
34 | 14 | 29,900 | 12 | 4.013377926 | 11 | 512 | 17.12374582 | 7 | Intel N100 | 5,223 | 1.746822742 | 16 | |
34 | 14 | 32685 | 16 | 4.895211871 | 8 | 512 | 15.66467799 | 9 | Intel N100 | 5,223 | 1.597980725 | 17 | |
38 | 16 | 50,994 | 16 | 3.137624034 | 15 | 512 | 10.04039691 | 16 | Core i5 12450H | 16,980 | 3.329803506 | 7 | |
46 | 17 | 25,600 | 8 | 3.125 | 16 | 256 | 10 | 17 | Intel N100 | 5,223 | 2.040234375 | 13 |
GMKtecの製品の評価・口コミ
では、GMKtecの口コミはどうなのでしょうか。1位だった製品はまだ9月に発売されたばかりで、口コミが1つも投稿されていないので、2位の製品を中心にして口コミを見ていきましょう。
よい評価・口コミ
まずは星4・星5の高評価の口コミを見ていきましょう。
- 届いてまず驚くのがその小ささと軽さ。起動するとわずかなステップで即使えるようになっています。
- メモリが12GBなので余裕があります。これも購入のポイントになりました。
- Chromeによるブラウジングや簡単なメール返信などで使用しています。ほぼ毎日起動していますが今のところクラッシュ等はなく問題なく使えています。
- 動作環境がProのソフトをインストールしたりするので、Windows11Proが入っているのも良かったです。
全体を見ると、コスパの良さについてや、本体の小ささが驚きという声、低発熱のCeleron搭載の口コミなので発熱はそこまで心配ないなどの書き込みが散見されました。
悪い評価・口コミ
では続いて星2、星1の低評価の口コミを見ていきましょう。
- Bluetoothがブチブチ切れる。マウス、キーボード、スピーカー、どれもまともには繋がらない。
- USBやbluetoothなど、いろいろ接続するとフリーズしやすい傾向がある。フリーズしたら電源ボタン強制終了しか効かない。
- CPUが100%に張り付くと、Bluetoothキーボードでは入力がままならないので、USBキーボード等のほうが良いです。
- 調子よく使えていたが、いきなり、起動しなくなった。
- 初期不良があったのでサポートに2回メールしましたが完全にスルーされています。
日本法人が設立されていないので、初期不良への対応力などがよくないとの声も散見されました。
また、初期不良と思しき書き込みがあるのですが、その対応がパソコンに詳しくないとできないレベルなので、そのあたりも考慮に入れて購入を考えなければいけませんね。
まとめ
GMKtecのミニPCについて調査をして、その結果をまとめると以下の通りになります。
- GMKtecは中国の深圳に会社を構える企業。
- ミニPCを数多く製造していて、コスパに優れた製品が多い。
- 口コミではコスパがよいというものや、本体が本当に小さくて省スペースなどの高評価のものが。
- 一方で日本法人がないのでサポートが心配だったり、初期不良が出たときに困る場合も。
- サクラチェッカーでは製品によっては心配ないものも。購入には自身の判断で決定することが必要。
ミニPCではなく、ノートパソコンになってしまいますが、本当に安心して購入できるパソコンをお探しであれば、以下の記事が参考になります。
世界シェア5位までに入るメーカーのノートパソコンの性能を比較して記事にしたものです。
以下の記事は、Microsoft Officeが入っておらず、単純に本体性能でコスパが高い製品を一覧にして比べています。
もし、国内製のパソコンをお探しであれば、マウスコンピューターはかなりおすすめのメーカーです。余計なソフトが入っておらず、サポート体制もしっかりしています。
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