こんにちは、プロ象(@shoshi_pro)です。
先日、小学3年生の息子にパソコンを購入しました。
2020年から小学生のプログラミング学習が必修化され、現在、GIGAスクール構想で学校からタブレットも貸与されているし、スマホもあるからパソコンなんていらないんじゃないの?と思われる方もいると思います(我が家は息子のスマホはありません)。
きっとこの記事にたどり着いたということは、お子さんへのパソコン購入を迷っていらっしゃるんですよね、与えるべきなのかと。
分かります、その気持ち。高い買い物だし、どうしたらイイの、と。
ですが、それでもパソコンを購入してあげたい理由があるんです。
結論としては以下の通り。
- スマートフォンは「消費者」になるためのツールなので、「生産者」となるためにパソコンが必要
- 学校タブレットは接続できないサイトが多すぎて困る、調べ学習などにパソコンが必要
- 高度なことをするにはある程度のスペックのパソコンが必要
この記事を読めば、小学生のお子さんにもパソコンを与えるべき理由が分かります。
また、どんなパソコンを買ったらよいかについては、プロ象が厳選したリファービッシュPCについての記事がありますので、そちらを参考にしていただければと思います。
では行ってみましょう!
スマートフォンでは「生産者」になれない
スマートフォンの普及で、いつでもどこでもパソコンで見るのと同じような情報量で、インターネットにつながることができるようになりました。
HTMLとCSSをやっている人にとって、レスポンシブデザインとしてスマートフォンに対応させることは、もうほぼ当たり前の技術になっています。
調べたいことがあればすぐにスマートフォンで検索をし、解決する、そういう姿勢はとても大切ですね。
しかし、そこには困った現象があるのです。
総務省の令和3年通信利用動向調査によると、日本の2021年のモバイル端末の普及率は97.3%、その内スマートフォンの普及率は88.6%、一方パソコンが69.8%となっています。
そして、年齢別のインターネット利用機器の状況を見ると、6~12歳でスマートフォンでの接続は40.5%、タブレットは47.9%であるのに対して、パソコンによる接続は25.5%となっています。
また、13~19歳でスマートフォンでの接続は80.6%にまで伸び、タブレットは36.8%に減少、パソコンによる接続は45.8%と伸びてはいるものの、スマートフォンほどの伸びではありません。
GIGAスクール構想が本格化した2022年の状況が織り込まれていないので、現在は若干改善したのかもしれませんが、パソコンによる接続がスマートフォンに比べて低いのは変わっていないでしょう。
昔はインターネットに接続するにはパソコンを立ち上げて、ブラウザを起動して、検索して、という数プロセスが必要でしたが、スマートフォンであれば手元ですぐに検索することができてしまいます。
それはパソコンを立ち上げる必要がなくなりますね。
そのため、一時は先進国で日本だけがパソコンの使用率が下がってきている、なんて言われていました。
知り合いの技術の先生が「10年ほど前の中学生たちは教えなくてもタイピングができていた。でも最近はスマートフォンやタブレットしか使わないので、タイピングが全くできない。授業に支障が出るくらいだ」と嘆いているのが印象的でした。
スマートフォンは便利ですし、いろいろなアプリがあって、お金を出せば(出さなくても使えるものもたくさんありますが)その便利なアプリを使用できます。
しかし、スマートフォンで何かを作るのは難しいです。それこそTikTokに載せる簡単な動画程度ならスマートフォンでもできますが、プログラミングや本格的な動画編集、3Dモデリングなどは難しいです。
これが何を表すのか、それはつまり、「スマートフォンは『消費者』にはなれるけど、『生産者』にはなれない」ということです。
「消費者」は文字通り、お金や時間を消費して「生産者」に還元する人、ということ。これではお金持ちにはなれません。
新たな価値を生み出す「生産者」がいないと、国としても成長していきません。GIGAスクール構想も含めて、「生産者」としての教育をしていく必要があると国は考えたのではないでしょうか。
「生産者」になるためにも、キーボードのついた、ある程度のスペックがあるパソコンが必要になってくるのです。
学校タブレットは接続できないサイトだらけ。調べ学習にはもう少し柔軟でも
我が息子のタブレットはもちろん、接続できないサイトが設定されています。当然、ECサイトやアダルト系、犯罪にかかわるようなサイトへの接続は制限されています。
しかし、個人ブログやどう考えても安全なサイトについても接続が制限されていて、情報の取得に制限がかかっている状態です。
もちろん、我が家でもフィルタリングを掛けて、息子が有害情報にアクセスできないようにしています。
でも、もしアクセスできない場合も中身などを見て、安全を確認できれば息子に例外サイトとしてアクセスできる設定にすることがこちら側でできます。
学校配布のChromebookはそういうわけにいきません。
清濁併せ持つ、玉石混交がインターネットの悪い点でもあり、良い点でもあります。
様々な情報から有益な情報を取捨選択するインターネットリテラシーを育てるためには、濁りや石の情報も与える必要があります。
うそはうそであると見抜ける人でないと難しい、というのは有名な言葉ですね。
そういった意味でも、調べ学習も含め、パソコンが必要になってくる場面は多いです。
高度なことをするにはPCが必要。スマートフォン、タブレットでは無理
PCを購入する際に、息子が「パソコンがあると3Dで絵を描いたり、プログラミングできるんでしょ?そうしたらお金かせげて家が楽になるじゃん」と言い出しました。
まぁ、購入後、Nintendo Switchばっかりいじっていて、パソコンは自主学習の時にプリントを印刷するか、描きたい絵を印刷して使うくらいで、BlenderやったりScratchやったりしているところをあまり見たことがありません(笑)
ですが、後々そういったことをやりたいといい始めたときに、Chromebookではそもそもできないことが多いです。
例えばBlenderという3Dのモデリングをするためのソフトは基本的にはWindowsかMacのどちらかを対象としています(Linux版もあり、一応Chromebookでもインストールできないわけではないようですが)。
また、息子はNintendo SwitchでMinecraftをやっていますが、Minecraftの教育版というものがあり、それでプログラミングを学習することができるのです。
学校のChromebookでそれをやるわけにはいかなそうですし、やはりパソコンは購入しておくにこしたことはありません。
オンラインでこのMinecraft教育版を使ったプログラミング教室があります。その体験会があるので、それをやらせてみたいなぁと思っています。
詳しくは>>【クラスモールキッズ】を見てみてください。
まとめ
小学生にパソコンが必要な理由は以下の通り。
- スマートフォンは「消費者」になるためのツールなので、「生産者」となるためにパソコンが必要
- 学校タブレットは接続できないサイトが多すぎて困る、調べ学習などにパソコンが必要
- 高度なことをするにはある程度のスペックのパソコンが必要
この3点が小学生にもパソコンが必要な理由です。
ではどんなパソコンを買ってあげたらいいの?という保護者の方へ。以下の記事、参考になると思います。
コメント