Amazonでパソコンを探していたら「WVX」という見慣れないブランドのパソコンを見つけたんだけど、これってどうなの?
なるほど、たしかに聞き慣れないメーカーだね。こういうメーカーはよく調べないとハズレに当たってしまうことが多かったりするので、しっかりと下調べしないとね。結論から言うと、他の無名メーカーに比べてリスクは高めだね。
今回は「WVX」というブランド・メーカーのノートパソコンについて調査しました。結論から言うと、評価自体は低くないものの、どうやらその評価はサクラが多いという結果になってしまいました。
今後、WVXがより伸びてきて、より多くの口コミが書かれるようになれば評価も変わるのでしょうが、現段階では無名のメーカーのパソコンを買うのであれば、他の無名メーカーのパソコン(ESBOOKやSERYUB、VETESA、GM-Japanなど)を選んだ方がよいかもしれません。
結論としては以下の通り。
- WVXは「Kings PC」という中国のメーカー。本社は深圳にあり、中国の会社名は「金斯电子商务有限公司」。
- 評価の平均は3.7/5となっている。コスパがよいなどの書き込みがある一方で、サポートの面で困るという書き込みが書かれているのも事実。
- 「サクラチェッカー」でこの製品の評価のサクラ度をチェックすると「危険」という評価。手を出すのは少し(かなり?)怖いですね。
無名のメーカーはちょっと…という人に、「世界シェア第5位までのメーカー」で「本当にコスパのよい製品」を徹底的に調査しました。もし、より安心して買いたいという人は、以下のリンクからどうぞ。
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WVXのノートパソコンはどこの国の製品?
WVXの販売業者を調べると、「Kings PC」となっています。この「Kings PC」を検索しても、特に情報が出てきません。何なら、「WPS Office」を出している「King Soft」のページが出てきたりなど、知名度はあまりない販売業者です。
Amazonの出品者プロフィールを見てみると、販売業者は「shenzhenshijinsidianzishangwuyouxiangongsi」となっています。
これは中国語の「ピンイン」と呼ばれるものなのですが、簡単に言うと漢字で書かれた語の「読み方」を表すものです。
本来は単語と単語の間にスペースがあるのですが、スペースが省略されているため、どこで区切れているのか分かりにくくなっています。
これを訳していくと、「shen zhen shi」は「深圳(シンセン)市」を表しています。深圳は広東省の経済特区に指定された都市です。香港にも近く、中国本土の4大都市の1つに数えられるほどの人口をほこっています。
「jin si dian zi」は「金斯电子」になると思われます。「金斯」は「キング」の当て字、「电子」は「電子」の意味で、日本語の電子とほぼ変わらない意味です。つまり、電子機器を扱う会社という意味ですね。
「shang wu you xian gon si」は「商务有限公司」となります。「商务」は「商務」の字になり「商業」の意味です。「有限公司」は「株式会社」を表します。
まとめると「金斯電子商業株式会社」というのが、このピンインを日本語の漢字に直した会社名になります。
つまり、WVXは中国の製品で、「Kings PC」という中国の深圳にあるメーカーが製造し、販売しているパソコンと見てよいかと思います。
ちなみに、住所からこの「Kings PC」の入っているビルを地図から見つけました。おそらく、この地図の「星河WORLD TOWER D」が「Kings PC」の住所になります。(検索をかけると、かなり立派なビルでした。その様子はこちらのGoogle画像検索からご覧ください)
WVX(Kings PC)のノートパソコンの評判は?
Amazonで「WVX」と検索した際に、4つの製品が出てきます。
その中でも一番評価が投稿されている製品が上の画像のノートパソコンになります。その評価を見ていきましょう(2023/09/02現在の評価を元にしています)。
星5が34%、星4が32%、星3が18%、星2が6%、星1が11%の平均星3.7となっています。
その評価を抜粋していきます。
星5、星4の好意的な評価です。
- デザインもスタイリッシュで、3万円代なのに中古ではなく新品な上にメモリ12GB&SSD512GBなのも凄いし、ネットブラウジングと動画鑑賞がメインなのでこれで充分でした。
- 以前使っていたPCと比べると立ち上がりも早く、固まることなくサクサク使えます。メーカーひんとは違うので最初はどうかなと思いましたが、確定申告とか普段日常で使用するにはお手頃で使いやすいと思います。
- 特徴はCPUでデスクトップ用のCeleron N5095がつまれています。第11世代CPU搭載ということで、ひと昔前のCeleronのイメージとは全く異なり、時代の進歩を感じさせてくれるPCです。
様々な口コミがありますが、多く書かれているのが「コスパの良さ」です。価格あたりのメモリ容量やSSD容量が他の有名メーカーに比べて大きく、価格も低く抑えられているからでしょう
普段使いをする分には申し分ないスペックですね。
一方の星2、星1の否定的な評価です。
- バッテリーは持って1時間、買うか買わないかは機能面を重視してから決めましょう。
- 購入して1ヶ月半で電源が入らなくなりました。サポートにメールしても反応がありません。もしメーカーの方がこれを見られたら至急連絡ください。大変困っています。
- 使い勝手は良いが、バッテリーが弱い 電源の差込口が緩いのか、半年で充電できなくなった。
全体的に性能というよりは故障・交換に関する書き込みが多かったです。電子機器なので初期不良や故障などは絶対に起こるので、サポートがしっかりしているかが大事ですが、サポートの働きが悪いという書き込みは心配ですね。
WVX(Kings PC)のノートパソコンの評価の信ぴょう性は?
これらのAmazonの評価ですが、「レビューがサクラで、高評価しているのはその販売企業の仲間やお金をもらって書いた人たち、実際の製品は粗悪品だった」なんてことが起こったりします。
そこで、「サクラチェッカー」というサイトでレビューがどれだけ信頼できるのかについて評価してみました。
(;゚ Д゚) …!?
( ;つд⊂)ゴシゴシ…見間違えか?
(;゚ Д゚) …!?
正直、目を疑ってしまいました。今までサクラチェッカーにかけてここまで「危険」という評価をされたものを見たことがありませんでした。まさかこれほどの「サクラ度」をたたき出すとは…。
もちろん購入を決断するのは自分自身なのですが、少なくとも身内にはおススメはできないかなぁというのが正直な感想です。
まとめ
WVX(Kings PC)について調査を行った結果、以下のことが言えます。
- WVXは「Kings PC」という中国のメーカー。本社は深圳にあり、中国の会社名は「金斯电子商务有限公司」。
- 評価の平均は3.7/5となっている。コスパがよいなどの書き込みがある一方で、サポートの面で困るという書き込みが書かれているのも事実。
- 「サクラチェッカー」でこの製品の評価のサクラ度をチェックすると「危険」という評価。手を出すのは少し(かなり?)怖いですね。
あまりにあんまりなのでリンクはあえて貼らないようにします。購入するかについては読者の皆さん次第ですが、私自身は責任はとれないので悪しからず…。
無名のメーカーはちょっと…という人に、「世界シェア第5位までのメーカー」で「本当にコスパのよい製品」を徹底的に調査しました。もし、より安心して買いたいという人は、以下のリンクからどうぞ。
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